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豊橋心霊散歩

愛知県豊橋市を中心にしたマイナーな心霊スポットの紹介

【遠州七不思議】 小夜の中山 夜泣石 

小夜の中山 夜泣石
DSCN1922.jpg


遠州七不思議の1つ 
静岡県掛川市小夜鹿 夜泣き石

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東海道の難所の一つとして数えられる、小夜の中山峠という険しい峠がありました。

日もすっかり暮れたころ、旅人がこの峠道を通るたび丸石から泣き声が聞こえてくる。

いつしかそれは夜泣き石と呼ばれるようになりました。



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現在でもこの夜泣石と呼ばれる石は、掛川市の国道1号線からほど近い場所に残っています。





夜泣き石ができたのは、昔々のずっと昔のようで、

「小夜の中山夜泣石」の話が旅人に知れ渡り、

弘法大師が石に南無阿弥陀と刻んだのですら1000年近く前なのではないでしょうか。

そんな夜泣石は、夜に灯りがない中で周りを歩いても、決して石にぶつかることがないことから、夜無石とも呼ばれたそうです。





夜泣き石の伝説


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ずっと昔

中山峠に一軒の貧しい家があり、若い夫婦が住んでいました。

主人はもともと朝廷に仕えていた役人でしたが、戦が起きた時に逃げのびてきたのです。

ある年、

主人は用事で京都に行きました。

女房は身重の体で毎日主人の帰りを待っていたそうです。

しかし何か月待っても一向に帰ってきません。

ついには食べ物の貯蓄もなくなりはじめ、家宝の刀である"赤玉丸"を売ることにしました。

女房は臨月を迎えていましたが、刀を抱え、中山峠の先にある日坂の町に向かう決心をしたのです。

峠に差し掛かったところでした。

突然山賊が現れ、金を置いていけと立ち塞がったのです。

逃げ切れないと悟った女房は持っていた刀を抜き、山賊に立ち向かいます。

しかし山賊は、すばやくその刀をもぎ取り、女房を切りつけてしまいました。

名刀はいとも簡単に女房の体を切り裂き、勢い余って近くにあった大きな丸い石にあたって止まりました。

腹まで切り裂かれ、女房が倒れた弾みで赤ん坊が生まれました。

女房は側にあった大きな石に、どうか赤ん坊だけは助けてと祈ったそうです。

翌朝

峠に赤ん坊の泣き声が響きました。

峠にある九延寺の和尚はそれに気づき、様子を見に行くと、

丸い石の傍で眠る赤ん坊がいたそうです。

この石が泣いて知らせてくれたのか・・・

和尚は赤ん坊を抱き上げ、寺に連れて帰り、

和尚は子供に音八という名前をつけ、峠にある茶屋の水あめで育てたそうです。



DSCN1910.jpg


水あめは名物になりました。
実は江戸時代くらいから名物になっています。

ちなみに赤ん坊と水あめと聞くと民話としても有名な怪談“子育て幽霊”を思い出します。
水飴を母乳の代わりにしたという訳ですねー
万が一誤解されるといけないので説明しておきますが
いわゆるお祭りとか駄菓子屋で売っている水飴を赤ん坊に与えるのはNGです。
昔の水飴は穀物で作った天然成分のもの(それしか作れなかったわけです)なので赤ん坊にも与えることができたと思われます。


ちなみに夜泣石の話には少しずつバリエーションがありまして。

殺された女房が幽霊となり、茶屋まで毎晩水飴を買いに来る。
不審に思った店の人が後をつけてみると大きな丸い石があった。
石を調べてみると女の亡骸と声をあげる赤ん坊がいたそうな。

という、子育て幽霊とほぼ同じような話もあります。

あとは石に女房の魂が乗り移り、夜ごと泣かせたという話もあります。







それでは今も現存する夜泣き石を見ていきましょう。

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なぜかいつもの調子で深夜に来てしまいました。
暗くて見にくいかもしれませんがご容赦を。


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丸い!!


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夜に泣く~
刀の跡~
水飴~
というエピソードに気を取られがちですが
この石はなんでこんなに丸いのでしょう・・・

だれか削ったんでしょうか。
鳥山石燕の絵に描かれたときは既にまんまるですね。
そう考えると300年くらい前からこんな感じということに。
いつまでも残っていてほしいものです。


DSCN1920.jpg



ちなみにそれだけ昔から東海道で旅人の身近にあった夜泣石には
それはもうさまざまなエピソードがあります。

噂が噂を呼び、東京浅草観音まで夜泣石を運んでもっと多くの人に見てもらおう!という話が過去にありました。
その話を聞きつけたとある商人は、夜泣石が浅草に届く前に、張りぼての石を作り本物の赤ん坊を隠して、夜泣石と称して店を出しました。その偽夜泣石は好評を博し、ようやく届いた本物の夜泣石は偽物だ!と罵られ近くの海岸に打ち捨てられたそうです。



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こうして元々あった中山峠まで戻ってきてくれて何よりです。

夜泣石については本当にいろいろな話があり
とても1つの記事じゃ紹介しきれません。

久延寺さんや
ykuenji.jpg

本来、夜泣石のあった場所
isiato.jpg

なども回りたかったのですが
(画像はGoogleさんに助けてもらいました)

これ以上はただの補足情報ですので
こんな感じで締めていきたいと思います・・・w


DSCN1924.jpg


遠州七不思議は1つ1つの情報量が大きいので
全部紹介していくのは思ったより大変かもしれない!

でも頑張ろう。あと14個。

きっと次回は心霊スポットの記事になると思いますw



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category: 遠州七不思議

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